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引越し時の洗濯機の取り外し・設置方法|費用相場と注意点まとめ

引越し時の洗濯機の運搬・設置作業






引越し時の洗濯機の取り外し・設置完全ガイド

引越し時の洗濯機トラブル、実は多い

引越しで意外と多くの人が困るのが、洗濯機の取り外しと設置です。冷蔵庫や電子レンジとは異なり、洗濯機は水道と直結している家電。「なんとなくできそう」と思って自分でやってみたら水漏れが起きた、排水がうまくいかないといったトラブルは後を絶ちません。

このページでは、引越し時に必ず直面する洗濯機の取り外し・運搬・設置という3つのハードルについて、手順や注意点、費用の目安まで詳しく解説します。初めて引越しをする方にも、過去に困った経験がある方にも、役立つ情報をまとめました。

洗濯機の引越しには3つのハードルがある

洗濯機を引越しで移動させるには、大きく分けて①取り外し・②運搬・③設置という3つのステップを乗り越える必要があります。それぞれに専門的な知識や体力が必要で、どれかひとつでも失敗すると水漏れや故障の原因になります。

  • 取り外し:給水ホースや排水ホースを正しい順序で外す必要があります。手順を誤ると洗濯機内部や床に水があふれることがあります。
  • 運搬:洗濯機は重量のある家電です。縦型で40〜60kg、ドラム式では70〜100kgに達するものも。横倒しにすると内部が損傷するリスクがあります。
  • 設置:新居の防水パンや排水位置、アース接続まで確認が必要で、細かい作業が多く知識がないと見落としが発生しやすいです。

一見シンプルに見えても、これだけ多くの確認事項があります。それぞれのハードルについて、詳しく見ていきましょう。

取り外し手順|水抜きは「給水→排水」の順が鉄則

洗濯機を取り外すときに最も重要なのが「水抜き」の作業です。洗濯機の内部には常に少量の水が残っており、この水を抜かずに運搬すると、移動中に水が漏れ出して他の荷物や車内を汚してしまいます。

水抜きの正しい手順

  • 【給水ホースの水抜き】まず洗濯機の電源を入れ、「槽洗浄」や「脱水」モードで1〜2分ほど運転します。その後、電源を切らずに給水栓(蛇口)を閉めます。水が来なくなった状態で再度脱水を数十秒ほど行うと、給水ホース内の水が抜けます。
  • 【排水ホースの水抜き】次に洗濯機を「脱水のみ」のモードで2〜3分運転し、槽内と排水ホース内に残った水をしっかり排出します。このとき排水ホースの先端を持ち上げ、ホース内の水が完全に出切るよう意識すると効果的です。
  • 【ホースの取り外し】水抜きが完了したら、給水ホースを蛇口と洗濯機本体の両方から外します。次に排水ホースを排水口から抜き、洗濯機本体側のホースもしっかり取り外します。ホース内に残った水がこぼれることがあるので、タオルを用意しておくと安心です。
  • 【電源コードとアース線】最後に電源コードをコンセントから抜き、アース線も端子から外しておきます。これで取り外し作業は完了です。

水抜きは給水ホース→排水ホースの順番を守ることが大切です。この順番を逆にすると、ホースを外したときに水が勢いよく噴き出す可能性があります。初めての方は特に注意してください。

運搬時の注意点|横倒し厳禁、ドラム式は輸送ボルト必須

洗濯機の運搬には、通常の荷物にはない特別な注意が必要です。特に見落とされがちなのが「横倒し」と「輸送ボルト」の問題です。

横倒しは絶対にNG

洗濯機を横にして運ぶのは厳禁です。縦型・ドラム式を問わず、洗濯機の内部にはモーターやサスペンション、ドラムを支えるバランスウエイトなど、精密な部品が数多く使われています。横倒しにするとこれらの部品に不均等な力がかかり、最悪の場合は修理が必要な故障につながります。また、残った水が内部に流れ込んで電気系統に影響を与えることもあります。

運搬時は必ず立てた状態(縦置き)を維持し、台車やベルトでしっかり固定してから移動させましょう。

ドラム式は輸送ボルトの取り付けが必須

ドラム式洗濯機には「輸送ボルト」と呼ばれる固定具があります。これはドラム(洗濯槽)が運搬中に振れないよう、サスペンションを固定するためのボルトです。購入時には付属品として同梱されており、設置時に取り外すものです。

引越しで再度運搬するときは、このボルトを再装着してからトラックに積む必要があります。ボルトなしで運搬すると、移動中の振動によってドラム内部のサスペンションが損傷し、異音や振動の原因になります。輸送ボルトを紛失している場合は、メーカーや家電量販店に問い合わせて入手しておきましょう。

新居での設置手順|防水パンからアース線まで確認を

新居に到着したら、いよいよ設置作業です。ここでも複数の確認事項があるため、焦らず順番に進めていくことが大切です。

設置前に確認すること

  • 防水パンのサイズ確認:防水パン(洗濯機置き場の受け皿)には規格サイズがありますが、洗濯機の幅や奥行きと合っているかを事前に確認します。サイズが合わない場合は別途かさ上げ台が必要になることもあります。
  • 排水エルボの確認:排水エルボとは、排水ホースを排水口に接続するためのL字型の継手です。新居に設置されているエルボのサイズや形状が、洗濯機の排水ホースに合っているかを確認します。合わない場合はホームセンターで購入できます。
  • 給水栓(蛇口)の形状確認:蛇口の形状によっては専用のアダプターが必要になる場合があります。ニップル(接続金具)が必要なタイプかどうか、事前に確認しておきましょう。

設置の手順

  • 【本体の設置と水平調整】洗濯機を防水パンの上に設置し、4隅の脚を調整して水平を確保します。水平が取れていないと運転中の振動が大きくなり、騒音の原因になります。水平器があると便利ですが、スマートフォンの水平器アプリでも代用できます。
  • 【排水ホースの接続】排水ホースを排水エルボに接続し、排水口へ差し込みます。ホースがきつく折れ曲がっていないか、確実に固定されているかを確認します。
  • 【給水ホースの接続】給水ホースを洗濯機本体と蛇口の両側に接続します。接続後は蛇口を少しだけ開いて水を流し、接続部分から水漏れがないかを必ず確認しましょう。
  • 【アース線の接続】洗濯機は水を使う家電のため、漏電対策としてアース線の接続が重要です。コンセント近くのアース端子にアース線を接続します。アース端子がない場合は電気工事が必要になることもあります。
  • 【ドラム式の場合は輸送ボルトを外す】ドラム式洗濯機は設置後に輸送ボルトを忘れずに取り外してください。ボルトを付けたまま運転すると振動や騒音が発生し、最悪は故障の原因になります。

縦型vsドラム式|設置における違いとは

縦型洗濯機とドラム式洗濯機では、設置や搬入において異なる点があります。どちらのタイプを使っているかによって、引越し前の準備も変わってきます。

縦型洗濯機の特徴

縦型洗濯機は比較的コンパクトで、搬入経路の幅を気にすることは少ないです。ただし、防水パンのサイズとの適合は必ず確認が必要です。また、フタが上部に開く構造のため、上方向に十分なスペースがあるかも確認しておきましょう。

ドラム式洗濯機の特徴

ドラム式洗濯機は縦型に比べてサイズが大きく、重量も重い傾向があります。特に注意が必要なのは搬入経路の幅です。玄関の幅、廊下の幅、洗面所の入り口の幅など、搬入ルートのすべての箇所でドラム式洗濯機が通れる幅があるかを事前に計測しておくことが非常に重要です。

一般的なドラム式洗濯機の幅は600mm前後ですが、扉や壁の厚みを考えると有効幅が650mm以上ないと搬入が困難になることもあります。新居の内見時や引越し前に必ず計測し、搬入できるルートを確保しておきましょう。

設置・取り外しの費用相場

洗濯機の取り外しと設置を業者に依頼した場合の費用相場は以下の通りです。

  • 取り外し:3,000〜5,000円程度(水抜き・ホース取り外し含む)
  • 設置:5,000〜8,000円程度(排水ホース・給水ホース接続、水平調整含む)

引越し会社に依頼する場合は、取り外し・設置がセットになったパックプランも用意されていることがあります。ただし、引越し会社は「搬出・搬入」は行っても「設置」は別料金というケースが多いため、見積もりの段階でしっかり確認することをおすすめします。

また、エアコンの取り外し・設置と同様に、洗濯機も専門の家電設置業者に直接依頼する方法もあります。引越し会社経由より費用を抑えられるケースもあるため、複数の業者に見積もりを取ることが賢明です。

自分でやるリスク|水漏れ・排水トラブルに注意

費用を節約するために洗濯機の取り外しや設置を自分で行う方も多いですが、いくつかのリスクが伴います。DIYで行う場合は、以下の点を十分に理解した上で作業してください。

  • 水漏れのリスク:給水ホースの接続が不完全だと、使用中に水漏れが発生します。気づかないまま放置すると、床や壁が水浸しになり、下の階への漏水事故につながることもあります。
  • 排水トラブルのリスク:排水ホースの差し込みが甘かったり、エルボの接続が不適切だったりすると、排水が逆流して床に流れ出すことがあります。排水口の詰まりと合わさると被害が大きくなることもあります。
  • アース線未接続のリスク:アース線をつなげずに使用すると、漏電時に感電するリスクがあります。特に浴室に近い洗面所に設置されている場合は危険性が高まります。
  • 輸送ボルト忘れのリスク(ドラム式):ドラム式洗濯機の設置後に輸送ボルトを外し忘れると、運転時に異音や激しい振動が発生し、最悪は内部損傷につながります。

「なんとなくできた」と思っていても、水漏れは時間差で発生することもあります。設置後は必ず試運転を行い、各接続部分の水漏れがないかを確認することが大切です。

通販購入の洗濯機設置|ネット購入+設置だけ業者依頼のケースが増加

近年急増しているのが、インターネット通販で洗濯機を購入し、設置だけを別の業者に依頼するというパターンです。家電量販店の店頭価格よりもネット価格の方が安いことが多く、賢い買い物の方法として広まっています。

ただし、通販で購入した場合は設置サービスが含まれないことがほとんどです。配送はされても「玄関までの配送」や「開梱のみ」というサービスにとどまるケースも多く、実際の接続作業は購入者が行う必要があります。

このような場合に活躍するのが、家電設置専門の業者です。例えば家電の達人では、洗濯機の設置に関する相談から実際の作業まで対応しており、通販購入した洗濯機の設置依頼も増えているといいます。「購入はネットで安く、設置はプロに任せる」というスタイルは、コストと安心感のバランスが良く、今後もこの流れは続きそうです。

特にドラム式洗濯機は重量もあり、設置の精度が使い勝手や耐久性に直結するため、プロに依頼することを強くおすすめします。

設置後のチェックリスト

洗濯機の設置が完了したら、使い始める前に以下の項目を必ず確認しましょう。設置直後の確認が、後のトラブルを防ぐ最大の対策です。

  • 給水ホースの接続部分から水漏れがないか(蛇口を開いた状態で接続部を触って確認)
  • 排水ホースが確実に排水口に差し込まれているか
  • 排水ホースが折れ曲がっていないか
  • 洗濯機本体が水平に設置されているか(ガタつきがないか手で揺らして確認)
  • アース線が正しく接続されているか
  • ドラム式の場合、輸送ボルトを取り外しているか
  • 試運転で異音・振動・水漏れがないか(「槽洗浄」や「標準コース」で一度運転してみる)
  • 洗濯終了後、排水が正常に完了しているか

これらをひとつずつ確認することで、設置後の水漏れや故障リスクを大幅に減らすことができます。特に試運転は必ず実施してください。空運転だけでなく、実際に少量の水と洗濯物を入れて動かすと、より確実に動作確認ができます。

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まとめ|引越しの洗濯機トラブルはプロに相談が安心

引越し時の洗濯機の取り外しと設置は、水道・電気・排水と複数のインフラが絡む作業です。手順を正しく理解していれば自分でもできますが、少しのミスが水漏れや故障につながるリスクもあります。費用を節約したい気持ちはわかりますが、設置だけでも専門業者に任せることで、トラブルのリスクを大幅に下げることができます。

特に初めての引越しや、ドラム式洗濯機を使っている方は、家電の達人のような設置専門の業者への依頼も選択肢に入れてみてください。経験豊富なスタッフが、機種ごとの特性を理解した上で丁寧に対応してくれます。

家電名鑑で新しい洗濯機を探す場合は型番からサイズ情報も確認できます。引越し先の防水パンや搬入経路との適合を事前にチェックするのに役立ちます。

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